小島お掃除商会です。
本日はキッチンクリーニング(シンク磨き)のビフォーアフター写真をご紹介致します。
キッチンクリーニングのビフォーアフター写真
ビフォー写真①(梨地加工のキッチン表面)

キッチンシンク脇の天板トップ部分です(ワークトップ)。
トップと言いましてもあんまりワークスペースはありませんが。
キッチンシンク以外の表面各部はザラザラに加工されておりまして、これは梨地(なしじ)加工と言われるものです。
梨の表面の皮の様なざらざらな加工がされております。
この表面加工がされる事でメリットとしては食器や料理道具を落っことしてしまってキッチン表面に傷が付いてしまってもその傷が目立ちにくくなるなどのメリットがありますね。
デメリットとしては梨地加工されたキッチンはキッチン設備の表面からシンク内側への水の流れが全く無いので(多少の傾斜はありましょうが)水道を使用して、こぼれて飛び散った水道水はその都度きちんとふき取りませんと水道水はそのままの状態で表面部分に留まってしまい結構短期間でケイ素などの水道水中の成分が写真の様に堆積してしまって白い水あかが形成されてしまうという点があります。
そうなった場合にいざ、お掃除しようとしても梨地の表面は細かいザラザラでパッドを入れずらく、ましてや鏡面研磨などの作業はこうした表面加工がされたキッチンでは施工が不可能ですからキッチンをきれいにする為には洗剤とパッドによるお掃除でのアプローチ、方法しかなくなるわけです。
しかも一度水あかが大量に堆積してしまうと技術的にそうした作業が非常に難しいわけです。

蛇口根元部分です。
築年後それほどは立ってませんので水あかはそれほどは目立ちませんがやっぱり無いに越したことはありません。
それでも築浅の設備で汚れを落とすにしても無駄に傷だらけにはできませんから傷の入り方は最小限で水あかをきちんと除去して美観を最良の状態に持っていくことを目指します。
アフター写真①

汚れを除去しました。
一日作業の現場でしたので洗剤のつけ置き時間は小、2~3時間と言ったところです。
仕上げ洗浄ではベトコの研磨剤を含ませた状態のダイソー焦げ取りスポンジを使用して研磨作業を行いました。
つけ置き時間は短めでしたが水あかの量はそれほどでもありませんでしたので洗剤は十分浸透してパッドで水あかを除去しきれました。
仕上げ除去はあまり追い込み過ぎないようにしてキッチン表面に傷が極力入らないように注意しながら作業しました。
このところはこうしたキッチン設備でいたずらに鏡面研磨作業できれいにしようとする風潮も見られますがそうしたことはこの様な表面加工がされたキッチン設備ではとてもじゃありませんが不可能です。
個人的にも鏡面研磨は力押しなだけの安易な選択と考えます。
至近距離で見ない限りはパッドによる傷はまず目立たないものと存じます。

反対側です。
こちら部分もきちんと水あかを除去できております。
シンク内部は掲載はしませんが水あかは若干残った状態であえて洗浄を終わらせております。
実用上何も問題が無いところでパッと見きれいになるという事で無駄に傷だらけになる研磨を行ってもそれが建物のオーナー様や入居者様等のご関係者様に利益になることとは考えられないからです。


ビフォー写真②(エンボス加工のキッチンシンク)

こちらはキッチンシンクでエンボス加工と言われる細かいデコボコ加工がされたシンクです。
通常こうした表面加工はトップのワークスペース(まな板等を置いて調理をする天板部分)に施されるものですがシンク内部まで加工されている設備は珍しいです。
こうなりますとやはり鏡面研磨は不可能でして、あくまで清掃で汚れを除去する事でしかきれいにしようがありません。

シンク内部の拡大画像です。
ツルツルでしたら耐水ペーパーを使用して鏡面仕上げにできるのでしょうがこうなると洗剤とパッドの効果的な使用によるお掃除的アプローチできれいにするしかありません。
それが難しいのですが。
アフター写真②

汚れを除去しました。
この現場では設備表面の汚れとさび、腐食が多かったので当店オリジナル洗剤をキッチン向けに成分をカスタマイズ調整した物を丸一晩つけ置きしました。
もちろんですが設備に対する洗剤の悪影響はゼロです。
その後に上記のビフォーアフター写真①と同じ仕上げ研磨洗浄を行いました。
通常の仕上げ洗浄は藤原のサンディングスポンジを使用しますがこれですと柔らかすぎてエンボスや梨地の細かいデコボコにパッドを入れられないのでこうした場面ではダイソー焦げ取りスポンジを使用します。
これは細かい金ダワシ、金属の塊、集合体みたいなものなのでこれを使用しますとこうした表面加工がされた細かい状態の表面部分の汚れと水あかに対してもアプローチさせられます。

きれいになったエンボスの至近距離の表面写真です。
研磨剤を併用してもあまり腰を入れてこすらなければ設備表面が傷だらけになる事はありません。
よく見かけますが普通のお掃除屋さんは堅い金ダワシやスコッチなどを使用しますのでそうすると表面部分が傷だらけになってしまっております。
まとめ(梨地、エンボスなどの表面加工されたキッチン設備の日常清掃)

梨地やエンボス等の表面加工がされたキッチンを日常清掃できれいにすることは可能でしょうか!?

はい、上記の記事内容の清掃方法に準じた手順で行えばご家庭の清掃でも表面加工されたキッチンをかなりの期間きれいを維持できるものと存じます。

まずインターネット等で販売されているご家庭用のクエン酸原料等のつけ置きが可能な酸性洗剤をご使用して汚れやさびをふやかして下さい(つけ置き洗浄でキッチン設備に問題が無いか購入した製品のメーカーにご確認をして下さい)

その後に上記の記事内容にある様にベトコなどの研磨剤を含ませた状態でダイソー焦げ取りスポンジでキッチン設備を洗浄をして下さい。
研磨剤はベトコが入手できなければ市販のクレンザーでも構いません。

酸性洗剤のご使用が不安でしたらまずは家庭用クレンザー+ダイソー焦げ取りスポンジで試しながら使用して段々洗剤とパッドを本格的なものに変えていけばよろしいかと存じます。

ちなみにですが梨地やエンボス加工をされていないツルツルの表面のキッチンのお手入れではダイソー焦げ取りスポンジをご使用されるのはちょっと強力すぎて余計な傷が入る原因になるのでこのタイプのキッチンの場合はスコッチ8440(白)等の柔らかいスポンジをご使用して下さい。
柔らかいスポンジの使用でも侮れません。
普通に中性洗剤を使用して清掃しても十分ですがこの8440にクレンザーやベトコなどの研磨剤を含ませてゴシゴシ磨いた後に仕上げに劇落ちくんメラミンスポンジで水を含ませながら軽く磨き出しをすればキッチンシンク周りをご家庭の日常清掃できれいになる以上にさらに光り輝かせることができると存じます(蛇口回り等で水あかが積もったところだけダイソー焦げ取りスポンジにマイナスドライバーなどをあてたりして水あかをこそぎ落として下さい)


最後までお読み下さりまして誠にありがとうございました。
ビフォーアフター写真をこちらに多数掲載しておりますので是非ご覧下さい!

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