小島お掃除商会です。
本日は浴室クリーニングのアクセントパネル清掃のビフォーアフター写真をご紹介致します。
過去より現在までのアクセントパネルに付着した水あか等の汚れの除去方法の変遷をご紹介致します。
浴室アクセントパネル壁のクリーニングのビフォーアフター写真
ビフォーアフター写真➀

まずはこちらの壁表面にコーティングが施されていないタイプのアクセントパネルです。
totoなどのユニット設備で古くからも見かけますが 割と新しい建築のアパートでも見かけるタイプです。
このタイプは表面にコーティングが施されておりませんので日常清掃を怠りますと割とあっという間に石鹸カスが壁に付着して収拾がつかない状態になります。
写真はお世話になっておりますリフォーム会社様からのご提供で酸性ヌリッパーを壁に塗布してラップを貼り付けて密着させて乾燥を防いでつけ置きをする技法です(ラップ法です。その節はこの様な貴重な情報を教えて頂きましてありがとうございました)。

ラップをした部分の拡大写真です。
表面にコーティングが施されていない壁で強いパッドでゴシゴシこすりますとあっという間に傷だらけになりますのでどちらかと言うと化学的な洗剤によるアプローチで汚れの除去を行います。

汚れを除去しました(と言っても私がやったわけではありませんが)。
酸性ヌリッパーの原液使用で見事にうろこが除去できております。
壁周囲に金属設備やFRPプラスチックの浴槽などが無ければ(原液でかかると焼けの原因になる場合があります。ラベルに注意書き表記有り)非常に有効なうろこの除去方法です。
洗剤を希釈使用すれば設備にも安全に作業が行えると存じます(同業者さんで同じような作業でフッ化水素アンモニウムを塗布する人もおられますがこちらの方が確実で安全です)。
アクセントパネルの汚れの除去の今でも通じるスタンダード、基本と言える洗浄方法です。

ビフォーアフター写真②

こちらはアクセントパネルではありませんが普通の白壁に付着した水あかです。
4年ほど前に撮影した蔵出し画像です(懐かしい)。
たしか在宅のお仕事でこうした柄付きのデザイン壁の水あか除去ができ始めたころでお客様に頼み込んで撮影を許可してもらったんですよねえ。
当店独自開発のオリジナル洗剤で浴槽の水あかを非常にきれいにうまく除去できる様になってそれを派生させてこうした柔らかい素材の壁に付着した水あかを洗剤による化学的アプローチで除去する事を試行錯誤していたころです(初夏の頃です。色々とハウスクリーニングにおける洗浄方法を考えていて少しはきれいにすると調子に乗っていたころを過ぎて原点回帰で初心に戻った末に開発した洗剤と洗浄方法です)

汚れを除去しました(これは自分で行いました)。
こちらは当店オリジナル開発の浴室用洗剤を在宅のお仕事でしたので小、一時間ほどつけ置きをしまして水あかをふやかした状態で柔らかいスコッチでゴシゴシ腰を入れてこすって水あかを除去しました。
理由はわからないのですが水あかなどのこうした固い汚れに対して壁材によってはダイソー焦げ取りスポンジでこすっても何ともないのに柔らかいスコッチで腰を入れてこするときれいに汚れが落とせてしまったというケースが割と珍しくありません(この写真もそのケースです)。

同じ設備の別アングル(カウンター横)の写真です。
この壁をダイソー焦げ取りスポンジ等でゴシゴシこすりますとあっという間に傷だらけになって収拾がつかなくなります。
大抵の同業者さんは「下手に手を入れると傷だらけになってしまうので手を入れずに、このままにさせて下さい」とお客様とすり合わせをして素材的に汚れの除去が不可能な素材と言う刷り込み(洗脳)をさせてお茶を濁す業者さんが大半です。
反対に派手なデザインパネルでも汚れの除去が簡単な良心的な設計なのにとても難しい作業でやっとの事でどこにもまねのできない技術できれいにしておりますみたいにホームページで宣伝をする業者さんもおられますがこれについては後述します(とても多い)。

カウンター横の壁の汚れもきれいに除去しきれております。
当時はただし難を言いますとスコッチパッドがそもそも柔らかすぎて洗浄能力が著しく低いために延々と壁をこすり続けて体力仕事になってしまう点です。
直近の同じタイプの壁面全てが石鹸カスで真っ白でこれを延々と柔らかいスコッチで汚れを除去するお仕事がありましたが浴室の清掃だけで(追加料金なしで)8時間かかったケースがありました。
作業後はたまたま予定を入れていなくて二日間筋肉痛で寝込みましたがこうした貴重な現場での経験がこの後の技術開発の進展、割合短時間で楽にできて柔らかい壁においても設備にも安全で水あかをしっかり除去できるという技術の進歩のブレイクスルーにつながっていきます(それについても詳しく後述します)
ビフォーアフター写真③

こちらは最新の現場の浴室アクセントパネル壁です。
上記の苦労を経て開発しました最新の水あか除去方法を駆使して汚れを除去しました。
作業時間としましては洗剤つけ置き後の真水の研磨作業の時間のみですと壁一面につき15~20分ほどです。
これまでの研磨作業でかかった時間に比べて作業時間は3分の1から4分の1程度に短縮して仕上がりも抜群に向上しております。

汚れを除去しました。
当店の研磨作業ではおなじみのベトコのクレンザーを使用して研磨しました。
至近距離で目視しても細かい傷はほぼゼロです。
研磨具合も調整できますので無理のない度合いで作業を中断もできます(同じ設備で繰り返し水あか除去作業が可能です)。

こちらは違う現場のブラウン系のアクセントパネル壁です。
こちらも最新の研磨方法で汚れを除去しました。

汚れを除去しました。
こうしたアクセントパネルのお掃除は昔は(お客様に事前にお断りしながらも)強めのパッドで若干の傷が付いてしまったなどで泣く泣く終わりになった現場もありましたが10年越しの努力の成果で設備を傷めずに水あかを除去する技術、方法の一応の完成を見ました(細かい改良はこれからも終わりはありませんが)。
とても感慨深く、隔世の感がある物です。
まとめ(浴室クリーニングにおけるアクセントパネルの日常清掃)

今回の写真の様なお風呂場の柔らかい素材のアクセントパネルの日常清掃に関する注意点を教えて下さい。

はい、こうしたデザイナーズで作られた浴室設備の壁は非常に柔らかくダイソー焦げ取りスポンジのような金属系の強めのパッドでこするとすぐに傷だらけになってしまいますのでスコッチ8440(白)等の柔らかいスポンジに浴室用酸性洗剤やバスマジックリンを含ませてお掃除をして下さい。
少量でしたらクレンザーを混ぜてこすっても効果的に汚れを除去できます。


ちなみですがアクセントパネルにもお掃除がとても簡単にできる種類の素材もあります。
このようなつやつやのコーティングがされている設備でしたらダイソー焦げ取りスポンジで汚れをあら取りして劇落ちくんメラミンスポンジで仕上げ研磨をする事が可能です(おそらくアクリル素材と存じます。さわると固いプラスチックみたいな感じがします。写真の様なアクリル系素材は清掃やお手入れにおいてシールはがし等のシンナーの使用は厳禁です)。
写真の様なアクセントパネル壁でしたら同業者さんのホームページなどでは「このタイプの壁のお掃除はとても難しいのでぜひ当店にお任せ下さい」みたいに詐欺みたいなことをのたまいますが実際はとても簡単ににお掃除が可能ですのでぜひチャレンジして下さい(初めに目立たないか所で試してください)。



最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
ビフォーアフター写真はこちらにもたくさん掲載しておりますので是非ご覧下さい!

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