トイレクリーニングの作業事例1(上部タンクの水あか、便器内側の尿石完全除去)

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小島お掃除商会です。

本日はトイレクリーニングのビフォーアフター写真をご紹介致します。

(東京都葛飾区の現場レポート)

トイレクリーニングのビフォーアフター写真

ビフォー写真

トイレクリーニング ビフォー写真

上部タンクの手洗い部分です。

全体的に平らに近いので構造的に宿命的に水あかが堆積します。

アフター写真

トイレクリーニング アフター写真

汚れを除去しました。

この部分の水あかは一見目立つのですが汚れの除去は意外にも比較的容易です。

といいますのも水あかと言ってもその状態にはピンからキリまでありましてこの部分の水あかは成分的に石鹸カスや皮脂などが複合的にほとんど含まれておらず成分のほとんどが水道水の成分なので洗剤を作用させやすいからです。

汚れの除去方法としては業務用のプロの方法としては業務用の有機酸主成分の弱めの酸性洗剤(ユーホーケミカルの酸性バスクリーナー)を蛇口からシンクの内側部分まで水が流れる部分に塗布します(5倍位の希釈可)。

この状態で30分から1時間ほどつけ置きましたら陶器部分の汚れは耐水ペーパー320番でこすり落とします。

設備が陶器で出来ている製品でしたら陶器は非常に丈夫ですので耐水ペーパーを使用してもほとんど後は目立ちません。

これで研磨しても全く問題ないです(最近多いFRPプラスチック製で同じ作業をすると表面が傷だらけになって大変なことになります)。

蛇口の金属部分はカワスキやダイソー焦げ取りスポンジ等を使用して水あかをこそぎ落として下さい。

ご家庭の場合は家庭用のクエン酸などの浴室用酸性洗剤等でしたら同じ作業を行っても同じ結果が得られると存じます(酸ポールなどの塩酸が原料の酸性洗剤のご使用は厳禁です。蛇口部分の金属が腐蝕を起こします)。

ご使用の際にはメーカーに問い合わせてこの部分の洗剤の使用が問題が無いか、ご確認されるとなお安心ですね。

 

ユーホーケミカル 酸性バスクリーナー
ユーホーケミカル 酸性バスクリーナー
ダイソー焦げ取りスポンジ
ダイソー焦げ取りスポンジ

ビフォー写真②(便器内側) 

トイレクリーニング ビフォー写真

便器の内部の尿石汚れです。

一見大したことがなさそうに見えますが水面から下部分の配管まですべてで尿石が付着しておりますので汚れの除去は困難を極めます。

アフター写真②

トイレクリーニング アフター写真

汚れを除去しました。

陶器は先ほども書きましたが非常に丈夫な素材で物理的にも化学的にも結構あらゆる作業に耐えてくれます。

便器の内部の場合はトアレC等の腐食防止成分が含まれた強力タイプの酸性洗剤の使用が可能です(トアレCは家庭用の酸ポールの数倍の威力です。ご家庭での使用は厳禁です)。

作業においては水たまりに水が入ったまま洗剤を投入しても洗剤が元合った水で希釈されてしまうので水をタオルで吸わせたり灯油用のポンプ等を使用したりして水を抜いた後に洗剤を投入します。

こうすることで洗剤成分が水で希釈されて効能にロスが生じる事を防げます。

水たまりから上のふちの内側などは簡便な汚れの除去方法はいくつかあるのですがさしあたってトアレCに中性洗剤を混ぜて洗剤の粘度を上げた状態で塗布すれば汚れに成分を浸透させられると存じます。

トイレットペーパーに洗剤を吸わせてそれを貼り付ける湿布法などもあります。

しかしながらトイレットペーパーが洗剤に漬ける時点で溶けてしまったりと作業がやりずらかったりしますのでこの方法は個人的にはおすすめしづらいですね。

作業中におそらく洗剤に触れている内に手袋が痛んで穴が開いてしまいます(手の方は大けがです)。

洗剤は正確に汚れ部分に塗布されていれば洗剤の成分は思いのほか短時間で汚れに浸透作用します。

1~2時間もすればまずタンクの流水でそのまま洗剤と汚れを一回流してその後に残った汚れを耐水ペーパーでこそぎ落とせると存じます。

過去にご家庭のトイレクリーニングで便器の内側全部が尿石、という状態のお掃除を2度ほど行ったことがあります。

その状態でもつけ置き時間は2時間ほどで済みました。

トイレの便器の内側は強力な洗剤が使用できますので他の水回りと違って最高レベルの汚れでもつけ置き時間は意外と短く済みます。

なおトアレC等の塩酸主成分の洗剤は仮に残留があったとしても原材料の塩素は空気と反応して無害化します。

多少の残留があったとしても便器の内側の範囲の作業でしたらまず問題は起こりえないのでご安心下さい。

  

トアレC
★トアレC

まとめ(トイレ清掃を業者にご依頼の際の注意点)

店長夫人
店長夫人

トイレ掃除を業者さんにお願いする時に洗剤がものすごく強力なのが使われるとしたら、怖いのですが洗剤の残留とかは問題ないのでしょうか!?

店長<br>
店長

上記の文章にも書いておりますが陶器は非常に丈夫な素材なので強力な洗剤に使用についてですが便器の内側に限った作業でしたらまず100%ご心配ございません。

きちんとした作業をする業者さんでしたら洗剤を水で流した後に作業後にトイレ設備全体を入念に水拭きします。

この時点で万が一設備かもしくは設備の周囲においてごく微量の残留があったとしてもタオルで拭かれた時にタオルに含まれた水分と空気の両方で化学反応を起こして洗剤の成分は無害化して消滅してしまうからです。

便器の内側以外のトイレ設備の表面部分で強力タイプの洗剤を使用しなければいけない状況は通常まずありえませんので設備全体をしっかり水拭きして作業が終わっていればご心配無用です。

逆にトイレ上部やふたや便座付近で硝酸や塩酸が原料の強力タイプの洗剤を使用する業者さんがおられたらその業者さんはトイレ清掃に関する技術や知識を全く有してません。

作業開始時にこの点は作業員さんに十分にご確認して下さい(「強力な洗剤を使用するのは便器の内側だけですね!?」)。

店長
店長

最後までお読み下さりまして誠にありがとうございました。

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店長
店長

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