ハウスクリーニング作業日報【2024年2月版】

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○月○日(シャープ製エアコンルーバーの簡単取り外し方法)

先日の現場でエアコンクリーニングをしていて新たに気付いた事を同業者さん向けにご周知します。

シャープのノーマルタイプエアコンAC-224FDについてです。

この製品ずいぶん長い事何台も扱ってきましたが「ルーバーが外せそうな雰囲気なんだけどたわまないから念の為やめておこう」って感じでルーバーを付けたままクリーニングしてました。

AC-224FD
AC-224FD

こちらです。

結構時々見かけるタイプです。

この製品は送風口についている内羽がセパレートで取り外せて丸洗いする事が出来ます。

しかしながら外側のルーバーが付いたままだと内羽の脱着が結構大変です。

このエアコンを見るたびに「ルーバー外せそうなんだけど外せれば清掃が楽なんだけどなあ」と心の中でぼやいてました。

ルーバーそのものは固い素材でダイキン製エアコン等の様に思いっきりたわませることができません(無理をすると確実にへし折れます)

でもルーバー中央の取り付け部分がフックになっていて何か外せそうな気がしていたんですよね。

エアコンクリーニング専門業者さんは先刻ご承知の事でしょう。

で、見ている内に自分でこのルーバーの取り外しで未だにアプローチをしていない事が有りましてそれが取り外しの角度に付いて何ら意識をしていない事にはたと気付きました。

で、さっそくそれを実践。

AC-224FD
AC-224FD

このような状態にルーバーを閉じます。

AC-224FD
AC-224FD

ルーバーを上から見たアングルです。

円中央がフックの状態でエアコン本体に取り付けられております。

このルーバーを一番閉じた状態にしてルーバーを上にスライドさせると中央のフックが外れて簡単にルーバーをたわませられます。

AC-224FD
AC-224FD

この手順でルーバーを簡単に取り外す事ができました。

内羽の脱着はパーツも丈夫で簡単なので同業者さんはこれでこのエアコンを隅々まで洗い倒すことができます。

○月○日(高所取り付けのエアコンクリーニング攻略法)

直近のお仕事で高所に取り付けられていたエアコンをクリーニングしまして今回は脚立の安全な乗り方等をお知らせしたいと存じます。

脚立は高さ的に3尺と4尺はシェアが高く皆さん通常日常で使用されている事と存じます。

それに比べて6尺脚立は安全上で使用に注意が必要です。

エアコンクリーニング高所作業

まずは画像から。

ロフト付きのワンルームでエアコンが天井際に取り付けられております。

天井照明はこれよりもさらに高い位置で6尺脚立でも届きませんでした(こちらは新品に交換済みでした)。

ここでは6尺脚立に関する使用上の注意点を述べたいと存じます(7尺以上も内容は変わらないと存じますが自分は使用経験が無いもので)

エアコンクリーニングで6尺脚立を使用する際は壁に捕まる場所が(最終的にはエアコンそのものが)ありますから壁際の作業でしたら場面によっては天板トップに乗っての作業も有り得ると存じます(写真のエアコンは脚立のトップに立たないと上部の作業ができませんでした。それを見越してか両腕をしっかり乗せられる段差が作られております)。

それでも基本的に天板トップに乗っての作業は推奨されません。

壁際等でしっかり何かに捕まる事ができる状況でない限り脚立のトップに立っての作業は絶対に避けて下さい。

エアコンクリーニング高所作業②

画像②です。

ホッパーと背面シートを設置しました。

脚立は少々危ないながらトップに乗りながらですが腕休み用の段差とエアコン本体に捕まりながらどうにか作業できました。

ちなみにですが壁際でしっかり捕まる場所があってのトップに乗っての作業は問題無いのですが私は過去に上から2段目に乗っての作業で天井照明のカバーの取り付けで天井には手が届くが周囲に捕まる場所が無いという大変危険な状況に陥ってしまった事が有ります。

皆さんご存じでしょうが6尺位になると下から見あげる分には大したことはなさそうに見えますが上から下と見下ろすと大変な高さに見えて恐怖します。

しかも6尺位になるとトップが小さくとんがった形状で体のバランスが取れないわけです(文字を打っている内に当時の恐怖を思い出して手から汗が出てきました)。

天井照明カバーは取り付けられたものの今度は自分が両足が脚立の2段目から降りる事が出来ない

こうした膠着状態がおおよそ15分ほど続きまして「もう飛び降りちゃおうかな、でもそうすると下の住人さんと(2階の部屋)どんなトラブルになるかわからないし床もどれほどの破損になるかわからないしなあ」とアホな思慮が脳内を駆け巡ります。

そうこうしている内にこの膠着状態にだんだん腹が立ってきて(多分アドレナリンが大量に分泌されていたと思われます)もう落下を覚悟で降りる動作をしようと意を決します。

降りる際はもう呼吸を止めて「フンッ!」と両足をしゃがんだ姿勢で脚立の片側に寄せて何とか無事に降りられました。

脚立は使用と安全に対する知識が無いとこうした危険な状況に直面しますので上から2段目も周囲に捕まる場所が無い場合は可能な限り乗らない方が無難です。

ちなみに上から2段目までは現在でしたら落ち着いて呼吸を整えてスクワットの要領で腰をまっすぐ下にゆっくり落としてお尻を脚立のトップに着地させます

そうすれば後は安全に地上に降りられるはずです。

6尺脚立を壁際で使用できる状況の時にこれを練習するとよいと存じます。

エアコンクリーニング高所作業③

画像③です。

クリーニングで出る廃液はホッパーのホースを伝ってバケツで受けますがこうした高所位置でのエアコンクリーニングでホッパーを取り付けた場合、ホースの長さが足りなくなりますので養生シートをちぎってホースにぐるぐる巻きにしてテープで止めて即席の延長ホースにします。

バケツは画像の様にコンテナを逆さまにして下駄にして設置します。

またちなみにですがエアコン本体のカバー等の付け外しの時は脚立で足がバランスを崩さない様に足の太ももを内側に寄せて脚立をしっかり足で挟み込んで作業をします

6尺以上の脚立に乗って何の気なしに作業をしている人も実は太ももで脚立を強く挟み込んで状態がバランスを崩さない様にして見た感じはすごくお気楽そうに作業をしています(下半身はめっちゃ力を込めて体を固定しております)。

脚立の使用のコツは以上になります。

これで高所作業も今まで以上にスムーズにできると存じますが安全に関してはくれぐれもご注意下さい。

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