小島お掃除商会です。
本日はエアコンクリーニングの作業において洗剤や機材の種類や性能の話以外のエアコンクリーニングの作業中の作業のチェックポイントをお知らせ致します。(横浜市南区の現場)
以下。
お掃除機能無しタイプエアコンの作業風景
モーター周りの養生
まずはエアコン本体のルーバーを外せない(ルーバーのプラスチックが固くて湾曲させて外せない素材パーツの場合)場合のモーター側の養生についてです。
ここをガムテープやマスキングテープで穴の隙間をふさいでしまうとルーバーも固定されて清掃がやりやすいようにルーバーの角度を調節する事ができなくなってしまいます。
そうした場合ホームセンター(コーナンなどの)で販売されている養生シートの切れ端を使って上の画像の様にくるんで縛ります。
参考画像。
コーナン養生シートダブル。
そうすると水が流入するのを防ぎながらルーバーの角度調節ができると一石二鳥が実現します。
画像は開封した後ですがこのような感じで販売されております。
ビニールを巻き付けて養生をした部分はクリーニング時において直接水がかからない様に注意は必要です。
それでも縛って取り付けたビニールの部分は相当水がかかってもモーター部分への水の流入を遮断してくれます。
垂直羽部分の養生
分解が得意なエアコンクリーニング業者さんは送風口に取り付けられている垂直羽も外してしまいます。
しかしながら設置後10年以上経過したエアコンなどはプラスチックが経年劣化で弱っています。
何でも缶でも外してしまおうとしますと破損の原因になってしまいます。
当店では製品の設計の構造上、メンテナンス時にパーツを外さない事を前提に設計、取り付けされているパーツは基本的に外しておりません。
無用な取り外しを無理に行わずに養生でもって対応をすべきというスタンスで作業を行っております。
しかしながら写真の日立製などのエアコンは垂直羽が本体送風口に一枚一枚取り付けられています。
ここをガムテープで養生をしようとしますとガムテープを細かく20枚位ちぎってエアコンに張り付けてとそれはもう大変面倒で時間もかかってしまいます。
作業時間短縮のためにガムテープは上記の様に切ってこれを張り付ければ作業時間の大幅短縮につながります。
こんな感じです。
こうすればガムテープの貼り付け時間を単純計算で半分に短縮できます。
送風口下側全体に写真のマスカーを張り付けてその上からガムテープをマスカーに張り付けます。
そうすれば高圧洗浄時もマスカーがはがれずに済みます(+垂直羽もガムテープで養生します)
高圧洗浄前にここまで養生を済ませておきます。
画像の向かって本体右側の配線基板部分も余った養生シートを30㎝四方位にちぎって画像の様に養生します。
隙間をふさぎきれなかった箇所はガムテープを張り付けてさらに補強をします。
当店のエアコンクリーニングの分解及び養生はここまででこの時点でホッパーを被せて洗剤を噴霧して高圧洗浄を行います。
洗剤が高性能アルカリ洗剤(防腐剤入りの水酸化ナトリウムが主成分の製品)でしたらアルミフィン及び送風ファン、ドレンパン各部に必要十分な量を洗剤を噴霧するだけで完全分解迄せずとも洗剤を各洗浄部分にしっかり浸透、作用させられます。
そうすれば後は高圧洗浄で洗剤と汚れをカンタンに洗い流せます。
微量に残留した洗剤の成分は空気と化学反応を起こして分解消滅してしまいます。
洗剤には防腐剤も添加されております。
アルミフィンに対するダメージもゼロです。
このタイプの洗剤はエコ洗剤と違って流水で普通にしっかりすすげばリンスも不要です。
当店がエアコンクリーニングで使用している機材
エアコンクリーニングで使用している洗剤用噴霧器
当店で使用しているエアコンクリーニング用の洗剤噴霧器です。
こちらを使用すればエアコン送風口周り、送風ファン、アルミフィン表裏各部迄すべての箇所に洗剤を浸透させられます。
エアコンクリーニングで裏側アルミフィンの高圧洗浄で使用しているノズル
エアコン本体裏側のアルミフィンにはこちらの孫の手ノズルを使用します。
これを使用すれば高圧洗浄もアルミフィン全体をアプローチさせられます。
完全分解クリーニングにおいて配線も基盤も送風ファンも外して洗浄をしなければならないのは使用する洗剤がエコ洗剤でそこまで分解して洗浄しないと汚れやにおいを除去しきれないからなんです。
一方でそうした作業を行った場合アルミフィンまわり各部に張り巡らされている冷媒ガスを循環させるガス管は分解等の作業に際しており曲がるなどして無用で無理な力がかかってしまいます。
そうした部分は必ずダメージを受けて将来のガス漏れにつながります。
エアコンの新品取り付け時も取り付け業者さんはガス管を折り曲げる時はムダなダメージを与えません様慎重にガス管を折り曲げながら向きを変えます。
完全分解クリーニングを行うクリーニング業者さんはエアコンの各パーツの分解時にそうしたデリケートな配慮を動かすガス管に対してしておりますでしょうか。
確かにメーカーは製品の製造時はまっすぐだったガス管を折り曲げで取り付け、組み立てを行っているのでしょう。
それもそうしたガス管の折り曲げ作業も製造時の組み立ての1回だけでエアコンクリーニングでこのガス管部分に毎年毎年負担と負荷がかかる事は前提とされて無いはずです。
基盤と電源の配線も外したり取り付けたりで将来にわたって断線のリスクを背負ってしまいます。
こうしたダメージは他の破損と違って可視化できません。
数年後に配線が断線したりガス漏れが起きて性能低下をしたりのために買い替えを余儀なくされる可能性が高まります。
そうした状況になってもクリーニング作業当時に作業したハウスクリーニング業者さんには責任の追及をしようがありません。
室外機の扱いも含めてですが配管の中は金属製のガス管が入ってますからむやみやたらにこれを動かして折り曲げをする事は製品の寿命が縮まる事につながります。
メーカーさんは売上アップにつながって喜ばしいのでしょうが。
エアコンクリーニングでアルカリ洗剤を使用するメリット
アルカリタイプの洗剤の洗浄力
アルカリ洗剤とエコ洗剤の性能、作業性の優劣を考えてみます。
まずエコ洗剤の方が作業に際して洗剤の取り扱い自体は危険も無く苦労をせずに済みます。
相当のベテラン熟練業者さんでないとアルカリ洗剤を取り扱うところは段々少なくなってきている昨今です。
作業の簡便さではエコ洗剤に軍配が上がりますが洗浄力についてはアルカリ洗剤を使用すれば、その洗浄力の高さ故無茶な分解は行わずにすみます。
アルミフィンの正面と裏側とアルミフィン全体をきちんと洗浄が可能です。
エアコンクリーニングの高圧洗浄での水道代も節約
アルカリ洗剤でのエアコンクリーニングですと高圧洗浄時に出る廃液も15ℓバケツ1~2杯程度なので水道代も節約できます。
エコ洗剤は汚れとにおいを水道水で物理的に洗い流すのが洗浄におけるかなり比重が高いです。
洗剤による洗浄の比重が低いので汚れとにおいの復活は早いです。
そのようなクリーニングを行った場合、次のクリーニングまでのスパンは非常に短くなります。
毎年の作業で製品の寿命が縮まってなおかつ作業料金もとても高価です。
アルカリ洗剤はエアコンクリーニングの同業者さんの間では低く軽く見られがちです。
しかしながらアルカリ洗剤できちんと洗浄を行いますと汚れもにおいもそれはもう完全レベルで消滅させられます。
当店のスタンスとしてこうしたエアコンクリーニングの作業内容で安価に製品の寿命を維持するサービスを提供しております。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
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