
洗面ボウルにも様々な素材のものがあると思いますが、それぞれの特徴やそれに基づく購入時のポイント、選び方を教えてください。

洗面ボウルでよく採用される素材としてはFRPプラスチック、陶器、まれに人造大理石などがあります。
まずFRPプラスチックは堅めのパッドが汚れに入りやすいなどの日常清掃のしやすさでは随一ですが素材表面が比較的柔らかく金属材料が多く含まれるスポンジパッドで力一杯こすると傷が多く入ってしまいますのでその点で注意が必要です。
次に陶器についてですが陶器を素材とすることのメリットは何といっても素材の表面が非常に丈夫ということです。
陶器は材質の特性上100年単位で分子構造の安定性を保ち化学変化(洗剤に対する耐性)を起こしずらいです。
塩素系の強力な洗剤に対しても安定性を保ってくれます。
デメリットとしてはスポンジ及びパッドを表面に作用させずらく日常のお掃除をさぼって水あかが強く付着してしまうと家庭用の洗剤と道具ではきれいにする事は難しくなってしまう点です。
陶器製の洗面ボウルは日常清掃においては激落ちくんメラミンスポンジを水に含ませてそれでボウル表面をこすって水ぶきをして水分がなるべくボウル表面に残らないようにして下さい。
最後に人造大理石についてですがこれまでで2回ほどこの素材の洗面台に遭遇しましたが建材の丈夫さと汚れの落としやすさはFRPプラスチックと陶器のいいとこ取りをしているように思えます(その分価格は高価ですが)。
一方、人造大理石にも弱点はありまして大理石は塩素と化学反応を起こして黄色く変色することがりますので、この素材の洗面ボウルのクリーニングにおいては、あまり強力な漂白剤は汚れやカビ落としなどでは極力使用を避けて下さい(塩素系のサンポールの使用も厳禁です)。
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