▊浴室クリーニングの質問と答え12「プロの業者でも落とせない浴室の汚れの種類」

浴室クリーニング・アイキャッチ画像 質問と答え
店長夫人
店長夫人

プロのお掃除業者さんでも落とせないお風呂の汚れはありますか?

店長
店長

古いタイプのフラッグストーンフロアタイルに対する当店の見解

基本的にユニットバスで設備の製造で使用されている素材の内でFRPプラスチック、アクリル、人造大理石については水あか完全除去の仕上がりをご提供しております。

 一方、床などで石の素材が使用されている設備(製造販売初期の開発したての初期のフラックストーンフロアタイル)は正直不得手です。

 と言いますのもこの床材に関しては汚れの除去の技術的な難しさと言うより原材料が石材で製造されておりまして、この床材は汚れに含まれる水道水中の成分であるケイ素等の成分と一体化してしまいまして、これを洗剤による汚れの分解除去と言う化学的なアプローチで設備に全く影響がなくお掃除をする事が原理的に難しいわけです。

 それでもご家庭、現場において各種洗剤、研磨剤、パッドを総合的に効果的に使用して物理的なアプローチが主になりますが床材に対する影響、痛みを最小限にとどめて汚れ自体はきちんと除去しきれております(汚れを除去した部分は物理的に削り取りますので、処理した部分は色がうっすら薄くなります)。

 なお、フラッグストーンフロアタイルについてですが第2世代の原材料が柔らかい樹脂製の物は通常の洗剤による化学的なアプローチで設備を痛めることが無く安全に汚れを除去しきっておりま

 こちらの新しい型のフラッグストーンフロアタイルは指で押すと引っ込みますので判別が可能です。

 こちらの型でしたら日常のお掃除も楽々できます。

 またこの古い石材タイプのフラッグストーンフロアタイルの汚れ除去の作業において塩酸等の劇薬が含有されている洗剤を作業で使用する、小型のバフィングマシン等の機械を使用する等の作業を行われる業者さんがおられますが原材料の特性上、石材中に含まれるアルカリ成分と洗剤の成分が激しく化学反応を起こす、機械による無理な重みや力が床材に加わる等の影響で作業後1~2年位たった後でヒビや破損が発生する等のトラブルが発生するリスクがございますが、仮にそういう事になっても責任の所在がグレーで業者の作業のせいなのか自然に発生した破損なのか区別がつかずに清掃業者が逃げきれてしまうケースがあります。

 当店においてはそうした設備に対する後々の悪影響が発生するような、むやみな無茶な汚れの除去作業は行っておりませんので、それについて何卒ご理解のほどをお願い申し上げます(設備を将来にわたって破損のリスクを高めて寿命を縮めるようなギリギリの作業は行っておりません)。

古いタイプのフラッグストーンフロアタイルのビフォーアフター写真

ビフォー写真

フラッグストーンフロアタイル・ビフォー写真

こちらは珍しく(個人的な主観ですが)あまりうまくいかなかった現場のビフォーアフター写真です。

 お客様には事前に設備の様子を画像を撮影して送って頂きまして予め通常よりも難易度の高い床のお掃除になる旨をご了承頂いた上で作業を行いました。

 汚れ自体は除去が可能なのですが床材と汚れが建材の材質のために原理的にどうしても一体化してしまいますので物理的に硬めのスコッチで汚れをこすり落とすという作業内容が主になります。

アフター写真

フラッグストーンフロアタイル・アフター写真

アフター写真です。

 汚れはきちんと除去しきりました。

 申し訳ございませんが写真が少しピンボケしております。

 水にぬらした状態だと汚れも見えなくなってしまいますのでブロアと言う風を吹き出す機械で水分を飛ばして完全に乾燥した状態で仕上がりの確認を行います。

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